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恐怖の「勧善懲悪省」が復活 タリバン暫定政権、反対勢力や女性排除


アフガニスタンでガニ政権を崩壊させ、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンは7日、暫定政権の樹立を宣言した。
国際社会の批判をかわすため、反対勢力を含む「包括的な政権」をつくると表明していたが、主要な大臣や副大臣など33ポストをタリバンが独占。
国連が制裁対象とする大物幹部や米捜査当局が行方を追う強硬派らが入閣する一方、反対勢力や女性は排除された。
暫定政権では、タリバンの3代目指導者ハイバトゥラ・アクンザダ幹部が最高権威と位置づけられた。1996~2001年のタリバン旧政権で副首相を務めたムハンマド・ハッサン・アフンド幹部が首相に就任した。
指導者とその側近たちが政策決定権を握った旧政権時代に近い統治体制が戻った。議会や選挙など、国際社会が後押ししてきた民意をくみ取る民主主義の枠組みは崩れた。
未確定の閣僚ポストも一部残された。国際社会がタリバンの権力独占にどこまで反発するかを、見極める思惑があるとみられる。「お飾り」として今後、反対勢力を入閣させる余地は残る。
原文出處 朝日新聞

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