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米、ICBM発射実験を延期表明 台湾情勢の緊張高まりを避けるため


ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けて中国が軍事的な威嚇を強めるなか、米国は4日、今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を延期すると明らかにした。さらなる緊張の高まりを避けるための措置だとしている。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官が4日の会見で明らかにした。カービー氏は「緊張をエスカレートさせることは、私たちの利益でも台湾の利益でも地域の利益でもない」と説明した。実験の中止ではなく、短期間の延期だという。

ICBMは核弾頭を搭載することができ、核戦力の中核をなすものだが、カービー氏は「米国の核抑止力の即応性には影響しない」と述べた。

原文出處 朝日新聞